【なか東北連携】地域日本語教育専門人材養成講座
令和4年度募集要項
<秋田版>
地域に暮らす外国人(生活者としての外国人)に日本語を教える
「地域日本語教育専門人材」を養成します
1.目的
本養成講座の目的は「地域日本語教育専門人材」の養成です。「地域日本語教育専門人材」とは、学習者のニーズ、接触場面と言語使用、学習者特性等を踏まえてコースデザイン、教授、評価ができる知識・技術・教育観を有する人材です。具体的には次のとおりです。
- 文法のみならず、地域社会での生活に必要な知識・地域事情を取り入れた、行動中心の教育を行うことができる。
- 外国人が持つ言語・文化を尊重しながら、地域社会で日本語によるコミュニケーション能力を高める教育を行うことができる。
- 受入れ住民(日本人)に対し、外国人とのコミュニケーションスキル・意識向上に働きかける教育を行うことができる。
2.概要
本養成講座は、「オンライン講座・実習」76単位時間、「対面実習」16単位時間、合計で92単位時間から構成されます。(1単位時間=45分)
- 「オンライン講座・実習」は岩手県、秋田県、山形県の合同で、「対面実習」は秋田県で行います。
- 「オンライン講座・実習」の修了認定を受けた受講者は、「対面実習」に進むことができます。
- 「オンライン講座・実習」「対面実習」を2年以内に修了した受講者には、修了証を発行するとともに、秋田県国際交流協会が実施している「秋田日本語サポーター」制度に登録します。
*オンライン講座・実習の内容は、文化審議会国語分科会(2019)「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)確定版」の「日本語教師【初任】研修」を参考しています。
3.講師
松岡洋子(岩手大学)、嶋ちはる(国際教養大学)、内海由美子(山形大学)、仁科浩美(山形大学)、今泉智子(山形大学)
特別講師:伊東祐郎(国際教養大学)
4.日程
オンライン講座・実習 (土曜日は、14:30 までの回は1時間の昼食休憩を挟みます)
5月 7日 | 土 | 9:30-10:30 | オリエンテーション |
第1クール 基礎編 (20単位時間) | |||
5月 7日 | 土 | 10:40-12:10 | 国・地域の在留外国人施策 |
5月11日 | 水 | 19:00-20:30 | 「生活者としての外国人」に対する日本語教育 |
5月14日 | 土 | 9:00-14:30 | 「生活者としての外国人」の多様性① 言語サービス① |
5月18日 | 水 | 19:00-20:30 | 言語サービス② |
5月25日 | 水 | 19:00-20:30 | 「生活者」のライフステージに合わせたキャリアプランと日本語学習① |
5月28日 | 土 | 9:00-14:30 | 「生活者」のライフステージに合わせたキャリアプランと日本語学習② |
第2クール 「学習者を知る」編 (16単位時間) | |||
6月 8日 | 水 | 19:00-20:30 | 学習方法① |
6月11日 | 土 | 9:00-14:30 | 学習方法② 外国人住民の社会参加① |
6月15日 | 水 | 19:00-20:30 | 「生活者としての外国人」の異文化受容・適応 |
6月18日 | 土 | 9:00-14:30 | 日本語の学習・教育の情意的側面 「生活者としての外国人」の多様性② 「生活者」のライフステージに合わせたキャリアプランと日本語学習③ |
第3クール 実践編 (40単位時間) | |||
6月25日 | 土 | 9:00-14:30 | 「生活者としての外国人」のための教材・教具のリソース① |
6月29日 | 水 | 19:00-20:30 | 「生活者としての外国人」のための教材・教具のリソース② |
7月 2日 | 土 | 9:00-14:30 | 各種指導法、教授法 |
7月 6日 | 水 | 19:00-20:30 | 日本語能力の評価① |
7月 9日 | 土 | 9:00-14:30 | コースデザイン演習① |
7月13日 | 水 | 19:00-20:30 | コースデザイン演習② |
7月16日 | 土 | 9:00-14:30 | コースデザイン演習③、日本語能力の評価② |
7月20日 | 水 | 19:00-20:30 | コースデザイン演習④ |
7月23日 | 土 | 9:00-14:30 | コースデザイン演習⑤、指導力の評価① |
7月27日 | 水 | 19:00-20:30 | 指導力の評価② |
対面実習 (全6回、1回120 分)
9月~11 月に秋田県内の地域日本語教室などで実施予定。
5.受講料
オンライン講座・実習/対面実習: 無料(ただし、各自に書籍等の用意を求めることがあります)
6.応募条件
①~⑤の全てに該当すること。ただし、①はa~dのいずれかでよい。
① (a~dのいずれかに該当すること)
a.1年以上の日本語教授歴(地域の日本語教室含む)がある人
b.日本語教師養成講座、あるいは大学・大学院の日本語教育課程(主専攻・副専攻)に在籍または修了している人
c.日本語教育能力検定試験を受験した人
d.複数日にわたる日本語ボランティア養成・研修、日本語学習支援者養成・研修の受講歴がある人
*判断に迷う際はお気軽にご相談ください。
② コンピュータ(カメラ・マイク付き)とインターネット環境があり、Zoomが使える人
③ 秋田県に在住している人
④ 修了後に地域日本語教育専門人材として秋田県で活動する意思がある人
⑤ 原則として、全ての講座がリアルタイムで受講できる人
7.受講決定までの流れ
- 応募締め切り : 4月15日(金)
- 受講可否の通知 : 4月下旬ごろに通知します。
*応募者多数の場合、また、応募条件の該当状況(研修受講歴・教授歴等)によっては、受講をお断りする場合もあります。
*受講者決定後に課題図書を課すことがあります。また、講座の中で図書を指定することがあります。その場合には、各自ご準備ください。
8.定員
各県10人合計30人 (最少開講人数合計10人)
9.申し込み
次のURLまたはQRコードから申し込みフォームにアクセスしてください。
https://forms.gle/3Rn1bZy4XCw5zNsm9
10. 問い合わせ先
国際教養大学専門職大学院 日本語教育実践領域 准教授 嶋ちはる(しまちはる)
cshima@aiu.ac.jp (件名に【なか東北】と書いてください)
この事業は、岩手大学国際教育センター、国際教養大学専門職大学院グローバル・コミュニケーション研究科、山形大学学士課程基盤教育機構、公益財団法人岩手県国際交流協会、公益財団法人秋田県国際交流協会、山形市国際交流協会、特定非営利活動法人ヤマガタヤポニカの7者による事業連携協定「岩手県・秋田県・山形県における『なか東北連携』による地域日本語教育専門人材養成事業に関する連携協定」に基づいて行われます。
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募集要項 [PDF]