日時
2021年3月20日(土)14:00~16:00
場所
オンライン開催
講師
東京外国語大学大学院総合国際学研究院 准教授 内藤 稔氏
参加人数
23名
レポート
2018年に行った研修会に引き続き、2度目のご登壇となった内藤先生から、コミュニティ通訳者としての役割や倫理綱領についてはもちろん、コロナ禍の影響を受け需要が高まりつつある遠隔通訳についても、その難しさや注意点などについてお話しいただきました。通訳技術そのものを磨く不断の努力が必要であることに加え、日本の制度をしっかりと学んでおくこと、そして、信頼できる通訳者であるために相手の情報、自分の情報を厳しく管理する必要性を学びました。
今回も、実際の相談通訳の状況を模したシナリオにそって通訳に挑戦する時間がありましたが、自分が通訳をしてから相手の次の言葉を待つまでの1秒、2秒がとても大きく感じられ、相手の表情も読みにくいことに、対面通訳以上の難しさを感じられた方も多かったと思います。しかしながら、事後アンケートでは「ロールプレイをもっとやりたかった!」という積極的な声が多く聞かれ、参加者の皆様の意気込みを大変心強く感じました。