日時

2015年3月14日(土)10:00~11:45

場所

東京エレクトロンホール宮城

講師

宮城県国際化協会 大泉氏
被災地に暮らす外国人によるパネルディスカッション 進行役 モリス氏

参加人数

150名

主催

宮城県国際化協会

レポート

「人は簡単に、『忘れてはいけない』と言う。しかし、人は悲惨なできごとを忘れないと明日へ向かって生きていけないんです。」「忘れたい、でも忘れられない、そうやって死ぬまで引きずるんです。」という被災された方々の言葉が衝撃的でした。どんなに想像しても、訓練しても、被災者が体験した恐怖や苦しみ、悲しみを疑似体験できるものではありません。ディスカッションでは、「この方法がベストですよ」「こうした方がいいですよ」という提示や誘導ではなく、パネラーの外国人の方が被災前の生活と被災当日の様子と被災後の生活を比較し率直に語られていました。みな「外人」(外から来た人)ではあるけれども、地域に根差して地域の方々と共に生きており、各々がその地域に合ったやり方で、自分ができることをやり、それが大きな災害をきっかけに、急速に多文化共生の相互理解が図られたと結んでいました。

311被災地に暮らす外国住民の声