①「妊娠届」を出してから出産までの準備

母子健康手帳をもらう

「妊娠届」を出すと、「母子健康手帳」をもらうことができます。この手帳に、お母さんの体のことや赤ちゃんの成長について、いろいろなことを書きます。病院の健診(体を調べること)がただになったり、安くなったりする券も一緒にもらえます。手帳のお金はかかりません。
外国語版の「母子健康手帳」をインターネットで買うこともできます。

産む病院を探す

「産科」「産婦人科」がある病院で赤ちゃんを産むことができます。妊娠がわかったら、早めに赤ちゃんを産むための予約をしてください。

お母さんと、おなかにいる赤ちゃんを調べる(健診)


毎月、病院に行って、お母さんと赤ちゃんが元気かを調べます。

出産育児一時金の手続きをする

日本で出産するにはだいたい50万円かかります。健康保険に入っていれば、出産育児一時金として42万円もらえます。

母親・父親(パパ・ママ)教室に参加する

子どもを産むときや、育てるときのことを教えてくれる教室です。住んでいる市や町、村で行っています。子供を産む病院でやっている場合もあります。


体の変化

 

 

妊娠前期
(1か月~4か月)
妊娠中期
(5か月~7か月)
妊娠後期
(8か月~10か月)
つわり(気持ちが悪くなること)がひどく、水分も取れないときは病院に行きましょう。                  貧血(体の中の鉄分が少なくなること)に気をつけましょう。                   お腹の張りを感じたらすぐに休みましょう。張りが続くときは、病院に行きましょう。               

 

②赤ちゃんが生まれてからすること

☆住んでいる市や町、村の役所で手続きすること☆

出生届を出す

赤ちゃんが生まれてから14日以内に、市役所や町、村の役場に「出生届」を出します。この後、出入国在留管理庁での手続きが必要な場合は「出生届受理証明書」と「住民票」(赤ちゃんの名前が入ったもの)をもらっておきましょう。

福祉医療費受給者証(「マル福」カード)をもらう

このカードがあれば、0歳の子どもはただで病院にかかることができます。

児童手当をもらうための手続きをする

「児童手当」は、子どもを育てるためのお金です。

  

 

★出入国在留管理庁や大使館で手続きすること★

在留資格や国籍を取得する

お父さんもお母さんも外国人のときは、赤ちゃんが生まれてから30日以内に在留許可を申請します。また、大使館(領事館)で赤ちゃんの国籍を取得するための手続きをします。

 

③赤ちゃんとお母さんの健康のためにすること

一か月健診

出産した病院で赤ちゃんの体や成長の様子をみてもらいます。

赤ちゃん訪問

助産師さんや保健師さんが家にきて、赤ちゃんとお母さんが元気かどうかを確認します。困っていることを相談することもできます。

予防接種を受ける

赤ちゃんが生まれてから約2か月後から、病気にならないようにするための注射をします。

乳幼児健診

病院などで赤ちゃんの成長の様子をみてもらいます。赤ちゃんが4か月のとき、7か月のとき、10か月のときなど、何回か行います。いつ、どこで受けるのかは住んでいる市や町、村で違います。

※人によっては、このリストに書かれたことが当てはまらない場合もあります。自分の場合は何が必要なのか、このリストを参考にして事前に確認しておきましょう。