日時
2025年11月8日(土)10:00~15:00
場所
横手市交流センターY2ぷらざ 研修室3 及びオンライン(Zoom、YouTube)
講師
国際教養大学 専門職大学院グローバル・コミュニケーション実践研究科
日本語教育実践領域 准教授 堀内 仁 氏
国際教養大学日本語プログラム 町田 絵美氏、樋渡 康敬氏
秋田県 地域日本語教育 総括コーディネーター 平田 友香氏
チラシ
レポート
〈経験者向け〉講座の2日目午前は、堀内 仁先生に「課題遂行型の日本語教育へ」と題した講義を行っていただきました。これまでオーソドックスな学習(指導)方法とされてきた「文法積み上げ型」に対して、「課題遂行型」では、文型習得にとらわれず、学習者が「できるようになること」に焦点を当てた指導・学習支援を行います。この日の講義では、地域日本語教室でも広く使われているテキスト(従来の文法積み上げ型)を使用しつつ、課題遂行型日本語指導を取り入れた、「ハイブリッド型」授業案をご紹介いただき、現在の教え方を活かしつつ、課題遂行型にアレンジしていくイメージをつかむことができました。
午後は、町田絵美先生に「フィードバック」をトピックとした講義を行っていただきました。様々なフィードバックの種類、効果などを学びながら、学習者のためになるフィードバックとは何かについて考えました。講義の終盤には「学習者の発音にフィードバックをする」という実践の時間も。適切なフィードバックのしかたは学習者のタイプ、何をどのように学んでいるかで変わってきます。町田先生からは、「フィードバックしなければ、と構えるのではなく、学習者の話を聞き、自然な共感からフィードバックができたらいいのでは」という心強いアドバイスをいただきました。
参加者の皆さんからは「新しい教授法について理解できた。やってみたい。」「学習者が自分の課題に気づき習得するためには、具体的で励ましのあるフィードバックが大切だと感じた。」
といった感想をいただきました。
〈初心者向け〉〈経験者向け〉の2部構成で開催した養成講座もこの日が最終日。それぞれ2日間限りでしたが、日本語学習支援に欠かせないトピックを贅沢に盛り込んだ、内容もりだくさんの講座となりました。
当講座を開催するにあたり、講師をお務めくださった国際教養大学の先生方、技能実習生をご紹介くださった朝日建設株式会社さま、ご協力くださった在住外国人の皆様に心から感謝いたします。
また、会場に足を運んでくださった参加者の皆様、オンラインでご参加・ご視聴いただいた皆様、ありがとうございました!皆様の今後のご活躍を楽しみにしております!「あきた日本語サポーター」にも、ぜひご登録ください♪









