日時
2022年9月10日(土)
第7回講座 10:00~12:25
第8回講座 13:25~15:50
場所
秋田総合生活文化会館アトリオン7階「くらしの研修室」
講師
(第7回講座)
国際教養大学専門職大学院 グローバル・コミュニケーション実践研究科 日本語教育実践領域 准教授 堀内仁氏
(第8回講座)
国際教養大学 日本語プログラム 講師 宮淑氏
チラシ
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レポート
第7回講座は、国際教養大学の堀内先生から「みんなの日本語初級Ⅰ」の第21課~24課までの指導のポイントと活動案について、課が進むにつれ複雑になってくる文法を説明する上で、知っておくべき基本的な事柄や、文法をどのように説明したら伝わりやすいかなど、日本語言語学がご専門の先生から文法解説を受けるという贅沢な講義でした。実際に先生が授業でされている導入や活動例をご紹介いただいた上で、グループ毎に文型の使える場面や状況を考え、教師役と学習者役で実践してみる活動から、受講者の皆さんは多くのヒントを得られたものと思います。
第8回講座では、国際教養大学の宮先生から「みんなの日本語初級Ⅰ」の第25課の指導のポイントと活動案及びまとめとして、教師が説明しすぎることなく、学習者に考えてもらい、考えを話してもらう工夫が必要であり、それが効果的な学習になることをご説明いただきました。ティーチャートークのワークでは、受講者が各自を振り返り、さらに受講者間で比較することでフィードバックが得られたり、導入のグループワークで様々なヒントが得られたりと講師の先生からの学びとともに、受講者同士の活動からの学びも多くありました。
経験豊富な先生方の体験も交えながら、文法の解説から導入、練習、指導の仕方、場面設定の方法などを全8回の座学と実習で学びました。最後に嶋先生から、今回の養成講座の目的は文法知識を身につけて日本語を教えることだけではなく、外国人の方が必要とする場面でコミュニケーションが取れ、外国人が安全に安心して暮らしていけるように、また、どうやったら外国人に伝わりやすいかを考えるきっかけとしての講座であることを今一度確認して修了しました。 2か月に渡って毎週土曜日、熱心にご講義くださった先生方、意欲的に受講された皆さま、ありがとうございました。
次回はいよいよ、地域の日本語教室で実際にどのように授業が行われているのかを見学しての講座となります。