日時

2021年7月24日(土)
第Ⅰ部
第7回講座 10:00~12:00
第8回講座 13:00~15:00

場所

秋田市文化会館

講師

国際教養大学 日本語プログラム
講師 樋渡康敬氏(第7回講座)
講師 宮淑氏(第8回講座)

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レポート

第7回講座では「会話活動を計画してみよう(1)身の回りのものを使ってみよう」と題して、会話活動について学びました。地域日本語教室は、日本語を教えるだけの場ではなく多文化交流の場であると考え、対等な立場でお互いのことを話し合い学び合う場にすることが大切であることを理解しました。教える人と教わる人という関係ではなく、おしゃべりが日本語の学習につながるように会話活動を組み立てるという課題に、受講者の皆さまは熱心に取り組みました。それぞれ会話活動に使えそうな物を持ち寄り、何をきっかけにどう展開していくのかグループで考え、たけや製パンで働くインドネシアから来た技能実習生の方々と、会話活動を実践しました。

第8回講座では、午前に続き、「会話活動を計画してみよう(2)初級日本語教科書を使って」会話活動する方法について学びました。様々な会話活動のメリットとデメリットを抑えた上で、
教科書を使った日本語指導の場合はどうなるのか、その流れや教科書の特徴を講義いただきました。「みんなの日本語8課」を見ながら、そこで習う文法を会話活動にどうやって広げるのか計画しました。

今回は、実践活動を通した講座で、受講者の方々それぞれが知恵を絞ってグループワークの成果を上げていました。

身の回りのものを使う、近況について話す、場面を設定して話す、教科書で習った文法を使って話すなど様々な会話活動がある中で、その時の学習者や状況に合わせて選択し計画しなければならないことを知ることができました。

いよいよ次回は、教案作りと指導の実践を行います。